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我が家で利用している生き餌の管理方法を紹介しています。
臭いがあるものもいますので、導入はよく考えてくださいね。
卵メの餌
卵生メダカを飼育する上で、生き餌はかかせません。幼魚くらいからおとひめB2を食べる種類もありますが、稚魚期は必ず生き餌が必要です。
我が家では、
稚魚 | ゾウリムシ・ブラインシュリンプ・マイクロワーム |
幼魚 | グリンダルワーム・きざんだ冷凍赤虫 |
成魚 | 冷凍赤虫・タマミジンコ |
だいたい、こんな感じで給餌しています。
ゾウリムシの管理方法
ゾウリムシは、東邦大学の先生が動画付きで培養方法を上げておられるので調べてみて下さい。
我が家ではもっと簡単にさせていただいて、
- 500㎖空きペットボトルに水道水を400㎖入れる
- カルキ抜き材を入れ、カルキを抜く
- 米のとぎ汁を50㎖入れる
- ゾウリムシを少し入れる
- 上にアルミホイルでフタをふんわりする
で培養しています。
数日ですごい増えます。初めはエビオス錠を使っていたのですが、水が臭くなること、稚魚水槽に入れるのはためらわれるため、米のとぎ汁に変更しました。
給餌は小さいプリンカップにペットボトルから水ごと移し、スポイトで上部のゾウリムシを吸い取って与えています。
ブラインシュリンプ
ブラインシュリンプは皿式で孵化させています。
具体的には
- タッパーに水深1センチくらいの飼育水を入れる
- 塩を一つまみいれる
- ブラインシュリンプを一振り
- 孵化するまで水槽蓋上に放置
稚魚がたくさんいる時は、上記を2つ作り、タッパーをローテしています。ブラインシュリンプは孵化後から、栄養分がどんどん失われていくので、孵化後2日目の給餌後リセットしています。
給餌は、スポイトで集まっているブラインを吸い取り、そのまま上げることが多いです。上級種や新規導入の種類は失敗が怖いので、塩分を洗い流してから上げています。
ブラインの塩分除去には、たたみ織200メッシュの茶こしを使っています。1000円切るくらいであるので、気になる方は使用してみて下さい。
注意点
・我が家は水槽周りをスタイロフォームで囲っているので、一年中水槽蓋上も暖かいですが、ヒーター付き水槽の上に置く場合、冬場は孵化までに2日くらいかかると思います。
・ブラインシュリンプの保管は絶対に冷蔵庫でしてください。常温で保管すると、半年ほどでカスカスになって孵化しなくなります。
マイクロワーム
マイクロワームは小さい線虫の仲間です。利点としては、ブラインシュリンプより少し小さく、線状なので稚魚が食べやすいことと、水中でも数日は生存可能ということでしょうか?
- 押し麦またはこめをレンジでチンする
- タッパーにぬるま湯少量と砂糖少々、ドライイースト少々を入れる
- 1が冷めたら、2に入れる(水分は押し麦が吸収していくので、ひたひたくらい)
- マイクロワームを少量入れる
- 通気穴をあけた蓋をする
- 翌日水分が減りすぎていたら、少し水を入れる
マイクロワームが増えるにつれて、水分がどんどん増えてきます。
給餌は、側面に上ってきたものを、筆の先でこそぎ取り、小さいプリンカップに移してから、スポイトで吸い取って与えています。
注意点
・蓋の穴はクワガタ用のシールか、100均の不織布等でふさいでおきましょう。コバエが侵入します。
・臭いがかなりきついです。増えるにつれて、酢のようなにおいとアルコール臭がどんどん強くなります。私は1月で培地をリセットしていますが、それでも給餌に蓋を取ると、部屋がしばらくにおいます。
グリンダルワーム
グリンダルワームはソイルで管理しています。
- 出がらしソイルまたは赤玉土に水を入れる(ひたひたくらい)
- グリンダルワームを入れる
- 通気穴をあけた蓋をする
- 熱帯魚の乾燥餌を時々与える(画像の量だと、毎日おとひめEP-10 を一つ食べきります)
- 時々ひたひたになるよう水を入れる
以前はピートモスを使用し、上にプラ片を置いていましたが、この方法にしてから臭いがあまり気にならなくなりました。お勧めは赤玉土で、100均に売っている大粒のもので十分です。
給餌の際は、大粒の赤玉土を、水を張ったプリンカップにボチャリ。周りのグリンダルワームが落ちるので、綺麗になった赤玉土は元に戻し、落ちたワームをスポイトで吸い取って給餌しています。
注意点
・蓋の穴はクワガタ用のシールか、100均の不織布等でふさいでおきましょう。コバエが侵入します。
タマミジンコ
タマミジンコは管理というか、どう死なせないかだけですね。急に死滅したりするので、維持には必ず2セット用意するようにしています。
- 飼育水をプラケに入れる
- タマミジンコを入れる
- 時々ほうれん草粉末を与える
環境が合うと、目に見えて増えますが、原因不明の死亡もよくあります。グリーンウォーターを作れる方はそちらで維持するのが楽そうです。
給餌は集まっているところを、スポイトで吸い取って与えています。
番外編
我が家の周りは田んぼがたくさんありますが、いるのはカイミジンコばかり。メダカにあげてみましたが、硬いせいか全く食べませんでした。
他に生き餌というとボウフラ、赤虫、イトメが思いつきます。イトメは田んぼの土を容器に入れておけば出てきますが、給餌の際の採取が大変。売っているものはすぐ死ぬのであまりいい印象がありません。
ボウフラ、赤虫は水の入った容器を外に出しておけば、勝手に増えますから、夏場の良い餌になります。特にボウフラは栄養価も高いそうですから、毎日産卵する卵生メダカにぴったりです。
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